『紙ペンゲーム30選』という楽しい本に載っていた「詠み人知らず」という言葉遊びが、無口な人、あるいは緘黙の人と関わるときに、描画や箱庭以外のアプローチとして使えると思ったのでメモしておきます。

「詠み人知らず」は、五・七・五の俳句、もしくは川柳(あるいはごもじもじ)を、何人かで共同製作するという言葉遊びです(詠み人知らずのグループでの遊び方)。これを、二人のセラピー場面で使ってみます。

二人で紙に一文字ずつ記入して、五・七・五とつながったら一句できた。

「連句」だと、一人で一句作るのがハードル高いが、これだととりあえず一文字だけつなげたらいいでしょう(連句セラピーも面白いけれど)。

言葉を使わないほうが、「どんな句を作ろうとしているのかな」「そうきたか」といった無言のやりとりが生まれて面白いのです。妙な句ができたら、それはそれで笑いが生まれます。

スクイグルや交互分割法の言葉版とも言えますね。

あるいは、相互ウォッチワード・テクニック (Mutual Watchword Technique)[pdf]のほうが近いかもしれません。

手軽で、あまり侵襲的ではなくて、それでいて何か達成感がある関わりといった遊びです。

 

大人が楽しい紙ペンゲーム30選