精神科臨床における心理アセスメントの六つの視点

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精神科臨床における心理アセスメントの六つの視点

津川(2009)が、精神科臨床の経験からまとめた、クライエントを理解するための心理アセスメントの六つの視点とポイント。

Ⅰ.トリアージ

A.自傷他害の程度

B.急性ストレス(悪化しているか)なのか慢性ストレスか

C.トラウマの有無(含むcomplex PTSD)

D.援助への動機や期待の程度

E.いま自分が提供できる援助リソース

Ⅱ.病態水準

A.病態水準と防衛規制

B.適応水準

C.水準の変化

D.知的水準と知的な特徴(とくに、動作性能力)

E.言語と感情のつながり具合

Ⅲ.疾患にまつわる要素

A.器質性障害・身体疾患の再検討

B.身体状況の再検討

C.薬物や環境因(大気など)による影響の可能性

D.精神障害概念の再検討

E.症状をどのように体験しているか

Ⅳ.パーソナリティ

A.パーソナリティ特徴(とくによい資質)

B.自己概念・他者認知を含む認知の特徴

C.ストレス・コーピング

D.内省力の程度

E.感情状態

Ⅴ.発達

A.平均的な発達

B.思春期や青年期の特徴をはじめとする年代ごとの心理的な悩み

C.年代に特有の症状の現れ方

D.発達障害傾向の生むとその程度(発達の偏り)

E.ライフ・プラン

Ⅵ.生活の実際

A.地域的な特徴

B.経済的な面

C.物理的な面(地理、家屋など)

D.生活リズム

E.家族関係を含む対人関係

津川律子『精神科臨床における心理アセスメント入門』金剛出版、2009年

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