アルコール問題のスクリーニングテスト5選

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アルコール依存症などの状態を客観的に把握するためのスクリーニングテストなどの覚書。

アルコール関連問題FACT

  • アルコール依存症の推計患者数は58万人(2013年の全国調査)
  • 3年断酒率は18~33%
  • 死亡率は15~23%
  • 依存症として治療を受けている患者数は年間5万人前後にすぎない

飲酒問題が深刻化するにつれて否認や隠ぺいが強まる→早期発見・早期介入が必要

問題飲酒の程度

  1. 危険な飲酒(hazardous drinking)
  2. 有害な飲酒(harmful drinking)
  3. アルコール依存症(alcohol dependence)

生活習慣病のリスクを高める飲酒量:男性で40g、女性で20g以上(いずれも一日あたり、純アルコール摂取量)
厚生労働省

アルコール使用障害スクリーニングテスト

CAGE

4項目の頭文字をとって「ケイジ」と読む。

  1. 飲酒量を減らさなければいけないと感じたことがありますか(Cut down)
  2. 他人があなたの飲酒を非難するので気にさわったことがありますか(Annoyed by criticism)
  3. 自分の飲酒について悪いとか申し訳ないと感じたことがありますか(Guilty feeling)
  4. 神経を落ち着かせたり,二日酔いを治すために, 「迎え酒」をしたことがありますか(Eye-opener)

上記のうち2項目以上あてはまれば、スクリーニング上アルコール依存症とされる(久里浜医療センター)。

感度77.8%、特異度92.6%とのこと。

新久里浜式アルコール症スクリーニングテスト(KAST)

日本でよく使われているスクリーニングテスト。「カスト」と読む。初版は1976年に標準化され、2008年に新バージョンに改訂された。男性版(KAST-M)は10項目、女性版(KAST-F)は8項目からなる。

KAST@久里浜医療センター

AUDIT(The Alcohol Use Disorders Identification Test)

WHOの6か国調査(1982年~)に基づいて1989年に作成され、1992年に改訂版が出版された。AUDIT(オーディット)は、現在の飲酒習慣が適切なものなのか、あるいは健康への被害や日常生活への影響が出るほど問題のあるものなのかを確認するためのスクリーニングテスト。プライマリケアでよく用いられる。

AUDIT@KIRIN

CRAFFT

若者を対象としたアルコール・薬物使用障害のスクリーニング。CRAFFTという名称は、Car, Relax, Alone, Forget, Family, Troubleの頭文字に由来しているとのこと。

CRAFFT スクリーニングインタビュー 

CIWA-Ar

離脱症状の重症度の評価。

CIWA-Ar – JHospitalist Network

 

真栄里仁・樋口進「F1:アルコール関連障害」『臨床精神医学』第44巻増刊号:303‐313, 2015

飲酒のガイドライン | e-ヘルスネット 情報提供 – 厚生労働省

 

 

 

 

 

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